2018年12月17日(月)

「サクラ」で詐欺被害一斉提訴 出会い系サイト、名古屋などで

2013/6/24付
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資産家や女性会員を装う「サクラ」を使ったインターネット上の出会い系サイトなどで、法外な手数料や利用料金をだまし取られたとして、名古屋市の男性と女性が24日、運営会社2社に対し、約275万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁と同簡裁に起こした。

弁護団によると埼玉、神奈川などでも同日、一斉提訴。受理されれば28人が計4500万円の損害賠償を求める訴訟となる。サクラが疑われるサイトに関する被害相談が相次ぐなか、利用客らの一斉提訴は初めて。

訴状によると、原告2人はパソコンや携帯電話にサイト運営会社から「異性に出会える」「小遣いが稼げる」などの勧誘メールを受け取り、利用料金やサイト上で使えるポイント購入などの名目で金を支払った。面会が実現することはなく、相手先からの入金もほとんどなかったという。

こうしたサイトによる被害は2009年ごろから急増しており、弁護団によると被害総額は年間で100億円を超え、12年度には全国で2万件超の相談が消費者庁に寄せられている。東京高裁が今月、約2200万円の支払いを横浜市のサイト運営会社に命じる判決を言い渡しており、今後の各裁判所の判断が注目される。

弁護団は24日、名古屋市内で記者会見し、「深刻な社会問題となっており、各地で一斉提訴することで利用者に注意喚起を促したい」と話した。

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