2019年9月19日(木)

イチロー電撃移籍「突然でびっくり」 恩師らエール

2012/7/24 11:00 (2012/7/24 11:26更新)
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「イチロー移籍」の電撃発表から約3時間後。イチロー選手は米大リーグの名門ヤンキースの背番号31としてファンの前に姿を現した。10年連続200安打など数々の記録を打ち立てた名選手は、古巣を離れた感傷に浸る暇もなくグラウンドでプレー。家族や恩師は突然の発表に驚きつつ、新天地にかける姿に声援を送った。

イチロー選手は24日(現地時間23日)、古巣マリナーズ相手に8番ライトで先発出場。3回表、打席に入ると、"敵地"となったシアトルの観客は一斉に立ち上がって拍手と歓声を送った。ヘルメットを取り、これに応えたイチロー選手は移籍後の初打席で、中前打、盗塁も決め、ファンを沸かせた。

イチロー選手の父、鈴木宣之さん(69)は同日午前、愛知県豊山町の自宅前で取材に応じ「総合的に考えて出した結論だと思う。まだまだ現役で頑張ってほしい」と、新たな一歩を踏み出す息子にエールを送った。テレビのニュースで移籍を知ったとき、宣之さんは偶然マリナーズのTシャツを着ていたという。「決断は自分自身のためや後輩のためなど、理由は一つではないでしょう」と気遣った。

愛工大名電高校時代の監督、中村豪さん(70)は「大リーグ移籍の時も驚いたが、今回も突然でびっくりした」と話した。記者会見に臨むかつての教え子の様子を見て「久しぶりに気合が入った表情だった」という。

イチロー選手は38歳。今シーズンは成績が振るわないが「ヤンキースの優秀な選手の中でアピールしなければならない。スイッチが入っていい刺激になるのではないか」と指摘。「WBCでの日本代表のユニホームのように縦じまが似合う。がんばってほしい」と、新天地での活躍に期待を寄せた。

大リーグでは優勝経験がないイチロー選手。小中学校時代に通った愛知県豊山町のバッティングセンターの従業員、石井一三さん(69)は「(マリナーズでは)自分が打ってもホームに帰って来られないし、やりがいがなかったのではないか」と胸中を思いやり「気分が変わって成績も上がると思う。ヤンキースで優勝できるはず」と話した。

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