「東京五輪詐欺」で被害 入場券もらえると投資勧誘

2013/10/24付
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2020年に開催が決まった東京五輪の入場券がもらえるなどと持ち掛け、事業投資や株売買を勧誘する不審な電話が9月以降、各地の消費者にかかり、消費生活センターに複数の相談が寄せられていることが24日までに分かった。高齢者が約200万円をだまし取られる被害も既に発生した。

国民生活センターは「投資詐欺が疑われる相談もある。五輪の開催が近づくにつれて同様の勧誘は増えるとみられ、相手が実在する会社か調べるなど注意してほしい」と呼び掛けている。

センターによると、近畿地方に住む60代の男性は「東京五輪の関連企業の投資パンフレットがあり、全国500人限定で送られている」と電話があった。投資内容は1口20万円で金利9.5%という好条件だった。

その後、男性は「パンフレットを譲ってほしい。届いた後に電話をくれたら、五輪の入場券をプレゼントする」と提案されたが、対応を不審に思って消費生活センターに連絡した。

金をだまし取られたのは四国地方に住む70代の男性。以前に未公開株を購入していたことを知っており、電話で「五輪の開催で株価が上がるので売らないか」と勧誘があった。男性が売却を決めると、相手は「送金の保険で30万円が必要」と話し、手続き経費などの名目で次々と現金を要求。男性は計約200万円を渡したという。

五輪開催の経済効果による地価上昇を見込んだ勧誘もあった。北陸地方の60代女性のもとには「東京五輪で不動産が見直される。ファンドに投資すると配当金がもらえる」と電話があった。パンフレットも受け取った女性は、指定された口座に金を振り込んで出資しようとしたが、自宅に呼んだ銀行員が詐欺の可能性を指摘したため、振り込まなかった。〔共同〕

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