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ニホンウナギ、国際機関も「絶滅危惧種」検討 7月に議論

世界の科学者らで組織する国際自然保護連合(IUCN)が、絶滅の恐れがある野生生物を分類した世界で最も権威のある「レッドリスト」で、ニホンウナギを絶滅危惧種に指定するよう検討していることが24日までに分かった。7月1~5日に英国で専門家を集めた会合を開き、議論する。

ニホンウナギは日本を含めた東アジア一帯で個体数が減り、2月に日本の環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。IUCNが指定しても法的拘束力はないが、国際的に絶滅危惧種として認知され、漁獲や国際取引の規制を求める声が高まることになる。

会合で専門家らは、ニホンウナギを含め、世界に分布する19の種と亜種のウナギの生息状況を分析し、それぞれを絶滅危惧種とするか議論する。

会合に向けたIUCNの準備資料には、日本全国でニホンウナギの親ウナギの漁獲量が過去30年間で約9割も減少したことなどが記載されている。また、台湾やフィリピンでもニホンウナギが減少したほか、河川環境の悪化や漁業が最大の脅威となっているとも言及しており、絶滅危惧種に指定される可能性は高いとみられる。日本以外の生息地データが少なく、指定に至らない可能性もある。

現在のレッドリストでは、ニホンウナギと同様に個体数が減少しているヨーロッパウナギが、3つある絶滅危惧のランクの中で最も深刻な「近い将来に極めて絶滅の恐れが高い種」とされ、ワシントン条約で輸出入の取引規制対象種になっている。

IUCNのレッドリストは最も権威のある絶滅危惧種の評価資料とされており、各国政府やワシントン条約の会合で保護対策を検討する際の基礎資料となる。〔共同〕

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