北大、海外の研究室誘致へ新組織設立

2014/4/23付
保存
共有
印刷
その他

北海道大は23日、海外の大学から研究室単位で研究者を誘致するため、学長直轄の教員組織を4月1日付で設立したと発表した。第1弾として放射線がん治療の分野で米スタンフォード大の研究室を誘致したほか、今夏には人と動物の共通感染症治療の分野で複数の研究室を招く予定。

大学のグローバル化を目指す文部科学省は、海外の研究者らを研究室ごと移す「ユニット誘致」を積極的に推進。北大は研究の組織的基盤の充実を図り、世界レベルの研究拠点に成長させたい考えだ。

新たな組織の名称は「国際連携研究教育局」。まずは量子医理工学と人獣共通感染症の2分野を研究対象とした。量子医理工学では、北大の白土博樹教授が中心となり、スタンフォード大のクインスー・リー教授らの研究室を招いた。

放射線の一つである陽子線を細胞に正確に照射する北大の技術を使い、がん治療を共同研究する。スタンフォード大の教授が定期的に北大を訪れるほか、助教らは北大に常駐するという。

人獣共通感染症の分野は、オーストラリアのメルボルン大、アイルランドのダブリン大などの研究室を招き、北大の杉本千尋教授らと連携して研究。鳥インフルエンザのウイルス研究やワクチン開発などを進める。

同研究教育局は成果を還元するため、2016年度をめどに2分野の大学院を設立する予定だ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]