2018年11月16日(金)

機械遺産にマッサージ機など8件認定 日本機械学会

2014/7/24付
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日本機械学会は24日、歴史的に意義のある「機械遺産」に、戦後に銭湯やデパートに置かれたマッサージチェアや、南極点に到達した雪上車など8件を新たに認定したと発表した。機械遺産は計69件となった。

世界初の量産型自動マッサージ機は、現在のフジ医療器(大阪府)が1954年に作った。同社は掃除用ブラシを製造販売していたが、「銭湯で気軽にマッサージできる機械を作りたい」との思いから開発したという。

もみ玉と呼ばれる部品に軟式野球のボールを使い、動かすのに自転車のチェーンを利用するなど、戦後の物資不足を補うための工夫が随所にみられる。機械遺産に認定された第1号機は木製で今でも動かせる。

雪上車は68年に南極点に到達した2台。少しでも太陽熱を吸収するよう外装を黒く塗り、極寒でも内部で普通の服装で過ごせた。南極点の往復では5200キロを走破、その後も調査に活躍し、南極の隕石発見に貢献した。1台は秋田県にかほ市の白瀬南極探検隊記念館で公開されている。

大正時代に発売された国産初の腕時計や、69年に発売された世界初のクオーツ式腕時計なども認定した。日本で開発された技術が詰め込まれたクオーツ式腕時計は、1カ月間の進みや遅れが5秒程度しかなく、それまでの機械式と比べて精度が大きく向上した。

そのほか、静岡市の清水港に設置されたクレーンの一種「清水港テルファー」や、北海道上富良野町でトラクターを展示する博物館「土の館」、さいたま市北区の農機具の資料館を選定。1879年の工作機械「門形平削り盤」(愛知県犬山市)や、昭和初期の学術書「国産機械図集」も加わった。〔共同〕

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