子育て母親、地域の絆薄く 3人に1人「立ち話する人いない」

2013/1/25付
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乳幼児を育てる母親を対象にしたベネッセ次世代育成研究所のアンケート調査で、3人に1人が「子ども同士を遊ばせながら立ち話をできる人が近所にいない」と答えたことが分かった。同研究所は「子育ての悩みを共有できるママ友などの存在は重要だが、共働きの増加などで地域のつながりが薄くなっている」と分析している。

調査は2011年11月、0~2歳の子どもを持つ全国の母親1843人を対象に実施した。

地域での子育てを通じた人付き合いを聞いたところ、子ども同士を遊ばせながら立ち話をする友人らが「いない」と答えた母親は34.3%で、06年の前回調査に比べて8.7ポイント上昇した。「3人以上いる」は31.9%で8.6ポイント低下した。

「地域で子どもを預けられる人がいない」は58.7%で3.1ポイント増えた。「子どもを気にかけて声をかけてくれる人がいない」は21.9%(同6.4ポイント増)、「地域で子育ての悩みを相談できる人がいない」は27.6%(同4.9ポイント増)だった。

地域のつきあいが薄い傾向は若い母親ほど強く、情報収集の手段もインターネットが81.6%で11.2ポイント増えた。同研究所は「ネット世代の母親は自ら地域との関係性をつくることに消極的」とみている。

他方、「家と家のまわりの環境に満足していますか」との問いに「満足している」と答えた母親は55.9%で、7.2ポイント増えた。「若い世代で育児に積極的な父親が増えていること、保育所の整備が進んでいることなどが背景にあるとみられる」(同研究所)という。

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