2019年8月24日(土)

ノロウイルス、ワクチンなく 高齢者など重症化も

2012/12/24 0:56
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激しい下痢や嘔吐(おうと)を引き起こすノロウイルスが全国的に猛威を振るっている。現在は有効なワクチンがなく、治療も対症療法に限られるため、健康な大人は軽症で済んでも、抵抗力の弱い高齢者や子どもは重症化するケースも。宮崎県で今回亡くなった6人は78~88歳といずれも高齢者で、嘔吐物を誤って気管に詰まらせて死につながった。

そもそもノロウイルスは遺伝子の種類が多く、免疫ができても別タイプのものに再び感染する場合がある。この冬が2006年以来の大流行となった要因として、ウイルスの遺伝子が変異した新種の出現も挙げられる。

国立感染症研究所によると、新種ウイルスは今年1月に採取した北海道や大阪市の患者の検体から発見。6年前の大流行を引き起こしたウイルスの遺伝子が変異したとみられ、同じ型の遺伝子のウイルスが新潟、東京、島根、大分、沖縄の各都県などで11月中旬までに見つかり、全国的な広がりが確認された。

厚生労働省によると、ノロウイルスは感染力が強く、体内に10~100個入っただけで感染するとされる。一方、患者の嘔吐物には100万個以上、便には約1億個のウイルスが含まれており、同省は入念な消毒やマスクの着用などで予防するよう呼び掛けている。〔共同〕

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