2019年5月24日(金)

遺伝子抑え筋ジス改善 徳島大、筋量増やす

2013/5/23付
保存
共有
印刷
その他

腕や足を動かす筋肉を増えないようにしている遺伝子の働きを抑えて筋量を増やすことで、徐々に筋肉が衰える筋ジストロフィーの症状を改善することに徳島大の田中栄二教授らのグループがマウスを使った実験で成功し、23日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。

田中教授は「筋ジスの治療はリハビリや筋萎縮を抑えることが中心だが、今回の成果は筋肉自体を増殖させる治療につながる可能性がある」と話している。

グループは腕や足を動かす筋肉「骨格筋」が増えるのを抑える遺伝子「ミオスタチン」に着目。

特定の遺伝子の働きを抑制するRNA干渉という現象を利用し、ミオスタチンの働きを妨げるRNA(siRNA)を、siRNAを定着しやすくするコラーゲンの一種とともに、筋ジスの症状を持つマウスの顎にある骨格筋に注射した。すると、筋肉の量が増え、かむ力も強くなったことを確認した。

マウスでは1回の投与で効果は4週間続いた。人の症状を改善するためには大量の投与が必要とみられ、グループは今後、安価に投与できる方法を探し実用化を目指す。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報