2019年7月17日(水)

がん診断後、自殺・事故死の危険20倍に 1年以内の患者

2014/4/23付
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がんと診断されて1年以内の患者が自殺や事故で死亡する危険性は、がん患者以外と比べて約20倍になるとの研究結果を国立がん研究センターなどのチームが23日までにまとめた。診断が原因の心理的ストレスのほか、病気や治療による生活の変化、体力や注意力の低下などが影響していると考えられるという。

研究に参加した国立精神・神経医療研究センターの山内貴史研究員は「自殺や事故死は防げる死と考え、危険性の高い時期は、患者の支援を充実させることが必要だ」と話している。

チームは、1990年代に全国9府県に住んでいた40~69歳の約10万3千人を2010年まで追跡調査し、解析した。期間中に約1万1千人ががんと診断され、1年以内に13人が自殺、16人が事故で死亡した。

診断から1年以内の人は、がんではない人に比べ、自殺の危険性が23.9倍になった。また、交通事故や高い所からの落下、溺れたなど、自殺かどうかは分からない事故での死亡が18.8倍になった。一方、診断から1年以上たった人の場合は、がんでない人と差がなかった。〔共同〕

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