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「和食」を無形文化遺産に ユネスコの事前審査通過

(更新)

政府がユネスコの無形文化遺産に提案した「和食 日本人の伝統的な食文化」について、事前審査を担う補助機関が新規登録を求める「記載」の勧告をしたことが22日、分かった。文化庁によると、過去の事前審査で記載勧告された提案が覆されたケースはなく、12月上旬に開かれるユネスコの政府間委員会で正式に登録される見込み。

政府は、東京電力福島第1原子力発電所事故で懸念される日本食や食材への風評被害を乗り越え、東日本大震災の復興の象徴として登録をアピールする方針だ。

勧告は21日付。登録の理由として、和食は、世代から世代に受け継がれる中で、社会の連帯に大きな役割を果たしていることを挙げた。

今回は提案があった31件中、和食を含め23件が記載勧告だった。補助機関は食と関係する無形遺産として、韓国が提案していたキムチ文化の登録も求めた。

和食は、京都の料理人らでつくるNPO法人「日本料理アカデミー」が提言したのがきっかけで、政府が2012年3月に登録を提案した。「四季や地理的多様性による新鮮な山海の幸」「自然の美しさを表した盛り付け」「正月や田植えなどとの密接な関係」と強調した。

食と関係する無形文化遺産としてはこれまでにフランスの美食術、スペインやイタリアなどの地中海料理、メキシコの伝統料理、トルコのケシケキ(麦がゆ)の伝統が既に登録されている。

無形文化遺産は世界遺産や記憶遺産と並ぶユネスコの遺産事業の一つ。文化の多様性を反映し人類の創造性を証明することや、適切な保護措置が図られているかどうかなどが登録基準だ。

新規登録を決めるユネスコの政府間委員会は12月2~7日、アゼルバイジャンのバクーで開かれる。〔共同〕

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