義援金、過去最高ペース 日赤に223億円
震災被災者への支援のため、日本赤十字社(東京)に寄せられた義援金が14~20日の1週間で約223億1532万円に上り、過去最高ペースで集まっていることが22日、わかった。2週間で約164億円が集まった阪神大震災を大幅に上回るペースという。
同社は「被害の規模や範囲が大きく、人ごとではないと思って支援の輪が広がっているのではないか」とみている。
このほか中央共同募金会(東京)も14~17日だけで約25億1119万円と、過去最高ペースとなっている。
日本赤十字社は郵便振替や銀行振込、インターネットの電子決済などで募集しており、件数は約57万4千件。中央共同募金会は郵便振替や銀行振込などで募集し、約5万9千件。阪神大震災のときに比べ、1件当たりの金額が多くなっている。
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手が日本赤十字社に1億円を寄付するなど、スポーツ選手などの有名人が寄付や支援の呼びかけを積極的に行っていることも寄与しているとみられる。
義援金は自治体がつくる配分委員会で使途や支給額が決められ、被災者に配分される。