CO2濃度また400PPMの大台超え ハワイ、昨年より2カ月早く

2014/3/22付
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【ワシントン=共同】米海洋大気局(NOAA)は21日、ハワイのマウナロア観測所で測定した大気中の二酸化炭素(CO2)の平均濃度が、16日から5日連続で大台の400PPMを超えたと発表した。

同観測所では昨年5月9日、1958年の観測開始から初めてCO2濃度が400PPMを超えた。地球温暖化による危険な気温上昇を防ぐには濃度を400PPM未満に抑えるのが望ましいとされている。

大気中のCO2濃度は、植物の光合成が活発になる春から秋にかけて下がり、活動が低下する冬から春に上昇する。昨年より約2カ月早い大台超えに、NOAAの研究者は「化石燃料からの大気中へのCO2排出が続く以上、この傾向は続く。来年はもっと早い時期に400PPMを超えることになる」と警告している。

NOAAによると、平均濃度は16日に400.13PPMを記録し、19日の401.28PPMを最高に20日まで連続で400PPMを超えた。

NOAAのジェームズ・バトラー博士は「今年も5月がピークで402PPMに達し、来年は404PPMに上昇する。400PPMを超える時期も毎年早まる」と予測。温暖化の深刻な影響が避けられなくなる水準は「分からない」とした上で「化石燃料から排出されるCO2を80%減らせば濃度上昇を止めることができる」と指摘し、思い切った温暖化対策の必要性を訴えた。

同観測所は人間活動の影響を受けにくい標高3397メートルにあり、長期にわたる測定を続けている。大気中のCO2濃度は産業革命前は約280PPMだったと推定されるが、20世紀後半以降に上昇ペースが加速し続けている。

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