村木元局長の無罪確定、復職 大阪地検が控訴断念
障害者団体向け郵便料金割引制度の悪用事件で虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われ、大阪地裁が無罪を言い渡した村木厚子・元厚生労働省局長(54)について、大阪地検は21日、控訴を断念し、上訴権を放棄したと発表した。村木元局長の無罪が確定、同日付で復職した。内閣府か厚労省の局長級ポストに起用する方向で調整している。
大阪地検は、大阪地裁判決を受け、上級庁と協議。21日の最高検との協議で、最終的に控訴断念を決めた。
大阪地裁は今月10日、「証明書の作成を部下に指示した事実はない」と検察側の主張を全面的に退け、元局長に無罪を言い渡した。