2019年6月18日(火)

温州ミカン、閉経後の骨粗しょう症防止に期待
農研機構など臨床試験へ

2012/12/22付
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農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所と浜松医科大学は22日までに、温州ミカンをよく食べる閉経後の女性が、骨粗しょう症になりにくいことを突き止めたと発表した。温州ミカンに多く含まれる「β―クリプトキサンチン」という色素の血液中の濃度が高いと発症リスクが約9割下がるという。研究チームは今後、臨床試験に取り組む。

浜松市の住民457人を対象に、温州ミカンなどの果物や野菜に含まれる色素と骨密度の関係を、4年間にわたり、追跡調査した。調査開始時に骨に問題がなかった閉経女性187人を、β―クリプトキサンチンの血液中の濃度によって3群に分けた。

温州ミカンを毎日4個程度食べていた高濃度群は62人のうち1人しか骨粗しょう症にならなかった。一方、毎日1個食べるか食べないかという低濃度群は、62人中9人が発症した。

この結果に、年齢や閉経後の年数などを加え、発症リスクを割り出した。低濃度群を1とすると、高濃度群は0.08になった。男性や閉経前の女性ではこうした傾向は見られなかった。研究チームは「β―クリプトキサンチンが骨粗しょう症を抑制する仕組みを今後解明したい」と話している。

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