2019年5月27日(月)

「家でラドン温泉」効果に疑問 苦情380件超
国民生活センターまとめ

2010/4/22付
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風呂の中に入れると「ラドン温泉」や「ラジウム温泉」と同等の効果があるなどと宣伝されている商品を巡り、「効果が疑わしい」などといった消費者の苦情が全国で380件以上寄せられていることが22日までの国民生活センターのまとめで分かった。

「風呂に入れるとラドンやラジウム温泉になる」などとして売られている商品=国民生活センター提供・共同

同センターが関連商品をテストした結果、すべての商品が温泉法の基準値の100分の1前後の濃度しかないことが判明。同センターは「薬事法や景品表示法に抵触する恐れがある」として、業者に商品の改善を求めた。

ラジウムやラドンを含む温泉は関節痛や神経痛に効くなどの医学的な効用があるとされ、治療やリハビリにも幅広く使われている。インターネットの販売サイトでは「風呂に入れるとラジウム温泉になる」などとうたった鉱石型、ボール型の商品が販売され、人気を集めている。

しかし同センターによると、ラジウムやラドンの効用をうたう商品について、2004~09年度(10年2月末まで)に全国の消費生活センターなどに387件の苦情が寄せられた。このうち71件が「本当にラジウムが含有しているのか」「効果が実感できない」などといった効能や安全面に関する相談だった。

国民生活センターは苦情を受け、今年1~2月にネットなどで販売されている10商品のラジウムとラドンの濃度を調査。すべての商品で温泉法が定める基準値を大幅に下回っていた。

10商品はネット販売の広告または商品のパッケージに「ご家庭で手軽に天然温泉」「自宅の風呂がラドン温泉に」などと書かれていた。このうち6商品は疾病の治療に効果があるなどと表示していたという。

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