スーパー駐車場の車に女性とみられる遺体 京都・八幡
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20日午後2時50分ごろ、京都府八幡市のスーパー「ラ・ムー八幡店」の駐車場の車から異臭がすると通報があり、助手席から黒っぽいコートをかけられた女性とみられる遺体が見つかった。
車に寝泊まりしていたとみられる岐阜県の20代男性が行方不明になっており、京都府警捜査1課などは女性死亡の事情を知っている可能性があるとみて捜している。
府警は21日、死体遺棄容疑で車を検証。所有者は岐阜県瑞浪市の無職の30代女性で、今年1月、岐阜県警に家出人捜索願が出されていた。府警は女性の両親から事情を聴き、DNA鑑定をして確認を進める。
捜査関係者によると、行方不明の男性とこの女性が1~2カ月前にトラブルとなっているところを大阪府内で目撃されていた。
府警によると、20日午前7時ごろ、スーパーの男性店長(38)が男性に「車をどかせて」と声を掛けたところ、男性は「車が故障して動かせない」と答え、その後、行方が分からなくなった。
女性店員によると、男性が駐車場に止めた車にいるのを、7月後半から複数回見かけた。今月16日朝には、暑い日が続いていたため男性に店長と一緒に「大丈夫ですか」と声を掛けたが、窓越しに「はい」とだけ答えた。異臭がしたという。
よく似た男性が今月上旬、近くの店の駐車場に数日間車を止めて立ち退きを求められ、立ち去っていたことも府警への取材で判明。府警は男性が駐車場を転々としていた可能性もあるとみている。〔共同〕
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