福島第1の漏れた雨水、6カ所で暫定排出基準超え

2013/10/21付
保存
共有
印刷
その他

20日の大雨の影響で福島第1原子力発電所の地上タンクの周囲に設けたせきから雨水があふれ出た問題で、東京電力は21日、11カ所のうち、6カ所のせきに残った水から暫定排出基準値を超える放射性物質が検出されたと発表した。せきの底部にたまっていた放射性物質が雨水に混ざったとみている。あふれた雨水は排水溝を通じて港湾外(海)に流れ出た可能性もある。

検出された放射性物質は、ストロンチウム90。濃度が最も高かったのは「H2南」と呼ぶエリアで、ストロンチウム90が1リットルあたり710ベクレルで、暫定基準値同10ベクレルの約70倍だった。

東電は当初、あふれ出たとみていた「H1東」と呼ぶエリアでは、漏水がなかったことを21日朝、確認。あふれたせきを12カ所から11カ所とした。

東電はせきに雨水がたまった場合、タンクにくみ上げてから放射性物質の濃度を測定。原子力規制委員会が了承した暫定基準値以下の雨水に限って放出する計画だった。

しかし、20日の降雨は午後7時時点で計134ミリメートルと、想定の30~40ミリメートルを大幅に超えた。一部でタンクへのくみ上げが間に合わず、せきからあふれたという。

今週半ば以降、大型の台風27号が日本列島に接近する見通し。東電は21日中にも雨水をくみ上げるポンプ30台とホース10キロメートルを追加配備する。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]