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新型電池、実用化にメド 携帯電話なら1カ月

東工大など、マグネシウムを電極に

海水に豊富に含まれるマグネシウムを電極に使う新型の電池を矢部孝・東京工業大教授らの研究チームが開発し、さいたま市で21日までに、この電池を動力とする車の走行試験に成功した。

マグネシウムを電極に使った試験車の新型電池部分(20日、さいたま市)=共同

マグネシウム電池は理論上、電池の主流であるリチウムイオン電池の約7倍の電力を取り出すことができる。新たなエネルギー資源として注目されており、実用化にめどを付ける画期的な成果だという。充電はできないが、携帯電話なら1カ月もち、電気自動車は500キロ走行できる見通しだ。

マグネシウムは軽い金属で電極にして塩水に漬けると電池になる。ただ従来のマグネシウム電池には大量の塩水を数時間おきに交換する必要があるなどの問題があった。

矢部教授は藤倉ゴム工業(東京)と共同で研究。薄いフィルム状のマグネシウムをロール状に巻き、テープレコーダーのような仕掛けで少しずつ送り出して塩水と持続的に反応させ、塩水を交換しなくても長時間使える電池を実現した。

さいたま市岩槻区にある同社岩槻工場で20日、この電池を動力とする試験車で性能を確認した。電池は縦34センチ、横17センチ、厚さ2センチで重さは800グラム。40個載せて560ワットの電源にすると、重さ約200キロの車がスムーズに走った。〔共同〕

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