漢字「書けなくなった」6割 IT普及で急増
文化庁11年度調査 10年前より25ポイント上昇

2012/9/20付
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漢字を正確に書けなくなったと感じる人が6割強に上ることが20日、文化庁の2011年度「国語に関する世論調査」で分かった。01年度に行った前回の調査より25ポイント増えた。漢字変換機能のあるパソコンや携帯電話などが普及し、文字を手書きする機会が減ったことが影響しており、同庁は今後もこの傾向は拡大すると予想している。

今年2~3月、全国の16歳以上約3500人に尋ね、約2000人から回答を得た。

情報機器の利用による日常生活への影響を複数選択で聞いたところ、「漢字を正確に書く力が衰えた」が66%でトップ。年代別に見ると、20代から50代は7割強に達し、前回より20~30ポイント程度増えた。

学齢期の16~19歳は48%で平均より低かったが、文化庁の担当者は「現代の子供たちは手書き能力の形成過程で情報機器を利用し始め、書けない子は今後さらに増える。国語指導のあり方も検討する必要が出てくるだろう」としている。

このほかの影響として「手紙やはがきをあまり利用しなくなった」が57%(前回調査比15ポイント増)、「手で字を書くのを面倒と感じるようになった」が42%(同10ポイント増)、「口頭で言えば済むことをメールを使うようになった」が29%(同12ポイント増)と続いた。

「電車の中など、公共の場所でも自分の世界を作れるようになった」は16%で、2.4倍になった。

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