国公立大出身講師「98%」はウソ 札幌の学習塾に措置命令

2014/5/20付
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新聞の折り込み広告に「講師の98%が国公立大・大学院の出身」と記載しながら、実際には約14%しかいなかったのは景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は20日、全国に学習塾を展開する進学会(札幌市)に再発防止を求める措置命令を出した。

消費者庁によると、進学会は2011年5月~13年3月、同社が運営する「北大学力増進会」「東北大進学会」「名大進学会」の夏季講習や冬季講習の受講者を募集する広告に、全講師に占める国公立大・大学院出身者の割合が実際には14.6%だったにもかかわらず偽って表示していた。

広告には「国公立大出身98%」「塾は講師で決まる!」などと記載し、氏名と大学や大学院名を併記した講師の顔写真を載せていた。広告は9道県に約1300万部配布された。

進学会の講師の83.5%はアルバイトの現役国公立大生で、専任講師に足せば98%を超える。同庁は「出身」と宣伝すれば、消費者はアルバイトを専任の講師と誤解するとして、虚偽の広告に当たると判断した。

進学会は調査に「『出身』という言葉の響きが良かったので安易に使ってしまった」と説明したという。同社は「心よりおわび申し上げる。再発防止に努める」とのコメントを出した。〔共同〕

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