2019年2月16日(土)

モルヒネ効かない激痛の仕組み解明 福岡大など

2013/6/21付
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福岡大の高野行夫教授らの研究グループは20日、モルヒネが効きにくい慢性的な激しい痛み「神経障害性疼痛(とうつう)」が発症する仕組みを解明したと発表した。免疫に関わる情報伝達を担うたんぱく質が関与していたという。原因物質が判明したことで、効果的で副作用の小さい鎮痛剤の開発につながる可能性がある。

九州大と共同で研究した。研究成果は20日付の英科学誌「セル・デス・アンド・ディジーズ」(電子版)に掲載された。

神経障害性疼痛は糖尿病や末期がん、抗がん剤の副作用などで神経が傷ついた場合に起きる。服が皮膚に接触するなど、わずかな刺激で激しい痛みを感じる。強力な鎮痛剤のモルヒネも効きにくい。

現在、神経障害性疼痛に使う鎮痛剤としては、神経に直接作用する医薬品があるが、副作用が大きいという。

福岡大などは、神経を傷つけて神経障害性疼痛を発症させたマウスで、白血球に情報を伝えるたんぱく質が増えているのを発見した。このたんぱく質の増加を抑える別のたんぱく質をあらかじめ投与しておくと、症状が起きないことも分かった。

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