2018年9月19日(水)

温暖化ガス濃度、昨年も過去最高 海洋酸性化も進行

2012/11/20付
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 世界気象機関(WMO、ジュネーブ)は20日、二酸化炭素(CO2)など主要な温暖化ガスの世界平均濃度が昨年、過去最高になったと発表した。CO2はデータがそろう1982年以降、増加傾向が続いている。

 CO2は390.9PPM(1PPMは100万分の1)で、2010年より2.0PPM増加。過去10年間の年平均増加量と同じだが、1990年代の増加量1.5PPMを上回った。気象庁は「新興国の開発が進んで、増加度合いが増した可能性がある」と指摘している。

 気象庁によると、大気中のCO2が溶け込んだため海洋の酸性化も進んでいる。同庁が観測を担当する冬の北西太平洋(東経137度、北緯3~34度)海面の水素イオン濃度指数(pH7が中性で、値が小さいほど酸性度大)は10年当たり0.02下がっており、弱アルカリ性から中性に近づいている。

 今年1~2月に観測した値は北緯10度でpH8.068、同20度で8.097、同30度で8.118だった。

 酸性化が進むと(1)海洋のCO2吸収能力が低下し温暖化が加速(2)サンゴ礁の形成やプランクトンの繁殖の阻害など生態系に影響――といった恐れがあるという。

 CO2とともに「三大温暖化ガス」とされるメタンの濃度も昨年は1813PPB(PPBはPPMの千分の1)、一酸化二窒素は324.2PPBで過去最高。CO2濃度は産業革命以前の1750年の約1.4倍という。〔共同〕

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