レーシック手術感染症訴訟 元院長側と元患者らが和解

2012/7/20付
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近視矯正のレーシック手術で感染症になったとして、銀座眼科(東京、閉鎖)の元患者54人が溝口朝雄元院長=業務上過失傷害罪で有罪確定=などに計約4億3千万円の損害賠償を求めた集団訴訟は20日、東京地裁で和解が成立した。訴訟外で交渉していた元患者6人を含む計60人に対し、元院長側が計約2億6千万円を支払う。

原告側弁護団によると、和解したのは2008年10月~09年2月に手術を受けた21~69歳の元患者ら。39人は今も目の痛みなどの後遺症があり、そのうち15人は手術前より視力が低下した。

和解条項では、同眼科のずさんな衛生管理や診療が原因で原告らが角膜炎などを発症したことを元院長側が認めた。和解金は元院長が契約していた医師賠償責任保険から1人当たり約2200万~約60万円を支払う。

原告らと弁護団は20日、記者会見を開き、末吉宜子弁護士が「不十分な金額だが、被害者が早期の解決を望んでおり和解に応じた」と説明。都内在住の男性原告(37)は「裁判が終わっても被害者の苦しみは続いている」と訴えた。

同眼科を巡っては、元患者らが09年7月、慰謝料などを求めて集団提訴する一方、元院長を刑事告訴。元院長は業務上過失傷害罪に問われ、二審・東京高裁が今年3月、禁錮2年の実刑判決を言い渡し、確定した。

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