渋谷駅切りつけ、被告に懲役10年 東京地裁判決

2012/12/20付
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東京メトロ副都心線渋谷駅(東京・渋谷)構内で男性に切りつけ、重傷を負わせたとして殺人未遂罪などに問われた渡辺知宏被告(33)の裁判員裁判の判決公判が20日、東京地裁であった。細田啓介裁判長は「動機は身勝手で、結果は重大」として懲役10年(求刑懲役15年)を言い渡した。

公判では殺意の有無が争点。「殺意があった」とする検察側に対し、弁護側は「被害者に体当たりされ、思わず反撃しただけ」として傷害致死罪を適用し懲役3年、保護観察付きの執行猶予5年とするよう求めていた。

判決で細田裁判長は「被告はナイフを普段から持ち歩き殺傷能力の高さを分かっており、2回続けてかなりの力で突き刺している」として殺意を認定。「行為の危険性や結果の重大さからすれば、刑の執行を猶予すべきではない」として実刑を選択した。

判決によると、渡辺被告は今年5月、渋谷駅地下5階の副都心線ホームに向かうエスカレーター上で、新聞配達員の男性の背中や首をサバイバルナイフ(刃渡り約25センチ)で背後から突き刺し、全治約3カ月の重傷を負わせた。

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