2019年7月24日(水)

起訴状通りなら「6キロ1分で走行」 大阪府警誤認逮捕

2013/7/20付
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大阪府警がガソリンの窃盗容疑で男性会社員(42)を誤認逮捕した問題で、弁護人が高速道路入り口の自動料金収受システム(ETC)の利用履歴などを調べた結果、起訴状通りの時刻に盗んだと仮定すると、事件現場からETCまでの約6キロを時速360キロで走行し、1分程度で着いた計算になることが20日、分かった。

弁護人はこうした調査結果を基に、犯行は不可能とする証拠書類を大阪地検堺支部に提出。男性は今月17日に釈放されたが、85日間にわたって身柄を拘束された。

弁護人によると、男性は今年1月13日の「午前5時39分ごろ」、堺市西区のガソリンスタンド(GS)で他人名義の給油用カードを使い、ガソリン約25リットルを盗んだとして逮捕、起訴された。

GSの給油記録のレシートの表示時刻と、男性が給油している様子が映った防犯カメラの時刻が一致したことが有力証拠とされた。

しかし、弁護人が確認したところ、男性の車は「午前5時40分」、GSから約6キロ離れた阪神高速入り口のETCを通過。午前5時39分にガソリンを盗んだとすれば、GSからETCまでの約6キロを1分程度で走行し、時速は360キロと推定されることが判明した。

防犯カメラの設定時刻が間違っており、男性は「午前5時34分ごろ」に給油した可能性が高いという。

GSには入場した車のナンバーを読み取る機械が設置されており、男性の車の直後に別の車が入場したことも分かっている。給油記録のレシートなどを詳しく調べていれば、他人名義の給油用カードを使ったのはこの車で、男性が犯人でないことは確認できるという。

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