将棋ソフト、プロ軍団を3勝1敗で破る 電王戦

2013/4/20付
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 5種のコンピューター将棋ソフトと5人のプロ棋士が戦う第2回電王戦の最終第5局が20日、東京・渋谷の将棋会館で指され、後手のソフト「GPS将棋」が102手で三浦弘行八段を破った。これにより対戦成績はソフト側の3勝1敗1引き分け(持将棋)となり、5対5の団体戦をソフト側が制した。

 順位戦では最上位のA級に13期連続で在籍中で、昨年度は羽生善治王座(王位・棋聖)と最後まで名人挑戦権を争った三浦八段を破ったことで、コンピューター将棋がトッププロにも劣らない強さを手に入れたことを証明した格好だ。

 三浦八段は終局直後、「ソフトが強かったのでしょうがない。GPSはさらなる強さを秘めている。それをもっと引き出したかった」と語った。

 本局ではGPS将棋が先攻。三浦八段はそれに対応して相手攻撃陣の押さえ込みを目指したが、GPS将棋は鋭い攻めで三浦陣を食い破り、先手玉を寄せきった。

 GPS将棋は東大の研究者らがチームで開発したソフト。本局では東大駒場キャンパスのパソコン約680台を接続して利用、1秒当たり約2億7千万手(局面)もの読みの能力を誇る。

 日本将棋連盟の谷川浩司会長は終局後の記者会見で、「非常に厳しい現実を突きつけられたが、棋士たちは全力を出し切った。責任を感じることなく胸を張ってほしい」と述べた。コンピュータ将棋協会の滝沢武信会長は、「(将棋ソフトが)プロ棋士と戦って、勝つこともあり、いい勝負ができる。こんな日がこれほど早く来るとは。このスピードには私も驚いている」と感慨を語った。

 第3回電王戦の開催については主催のドワンゴと将棋連盟で協議中であり、両者とも前向きに考えていきたいという。

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