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フィギュア・鈴木選手の父「悔いのない滑りを」

19日夜(日本時間20日未明)に行われたソチ五輪フィギュアスケート女子のショートプログラム(SP)で、8位につけた鈴木明子選手(28)。今季での引退を表明しており、最後の五輪となる。「フリーでは悔いのない滑りを」。スケート人生を支えてきた両親は、有終の美を飾ってほしいと願っている。

「つらい時はいくらでもあったと思うが、弱音を聞いたことがない」。鈴木選手の父、和則さん(67)は振り返る。

愛知県豊橋市で居酒屋を営む和則さん。妻のケイ子さん(63)とともに仕事に忙しいなか、鈴木選手は幼いころから地元のスケートリンクに通った。「負けん気が強く、どんな試合でも一生懸命やる子だった」

東北で過ごした大学時代、慣れない一人暮らしでの不安などから摂食障害になったが、1年後に復帰。2010年のバンクーバー五輪は8位だった。それから4年、娘は精神的にたくましくなった、と和則さんは実感している。

名古屋で練習する鈴木選手が豊橋の自宅に戻るのは1週間から10日に一度。和則さんが店から戻ると寝ていることが多い。顔を合わせた時の会話も「お帰り」「ただいま」くらい。スケートの話はほとんどしない。

そんな和則さんがうれしかったことがある。11年5月、鈴木選手らの呼びかけで豊橋市で行われた東日本大震災復興支援のチャリティーショー。娘が打ち上げの場所に選んだのは父親の店だった。浅田真央、高橋大輔、村上佳菜子の各選手らが集まり、和則さんの料理で盛り上がった。

五輪代表がかかった昨年12月の全日本選手権。会心の演技でソチへの切符をつかんだ。自宅で観戦した和則さんは「点数が間違っているかと思った」というほど驚き、2大会連続の出場に「子供に感謝。本当に幸せ」と目元を細めた。

20日未明、両親は豊橋市の応援会場で見守った。和則さんは「失敗したけど本人なりに精いっぱい頑張ったと思う」。ケイ子さんは「悔いのないようにやってほしい」と力を込めた。

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