浜松の中2転落死は「自殺」 第三者委、いじめ認定

2012/12/20付
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浜松市で6月、市立中学2年の男子生徒が自宅マンションから転落死した問題で、市教育委員会が設置した第三者による調査委員会は20日までに、「死亡前の約4カ月間、塾や学校で悪口を言われるなどのいじめを受けていた」と認定する報告書を公表した。

三者委は死亡時の状況から、生徒は自殺したと判断した上で「背景にいじめがあったと言わざるを得ない」としたが、遺書がないため、直接の原因だったかどうかは分からないと結論付けた。

男子生徒が通っていた中学の校長は報告を受けて記者会見し「教職員が心中を事前に察知して救うことができなかったことをおわびしたい」と謝罪。「いじめが生徒を孤立させ、追い詰めたと思う」と述べた。

報告書によると、いじめは2月以降、塾や学級、部活動であった。同級生らが「きもい」「死ね」といった悪口を言ったりしたほか、ゲームやプロレスのまねをして首を絞めたり、げんこつで腹をたたいたりした。塾帰りに生徒に向けてエアガンを1、2回撃ったこともあったという。

報告を受けた生徒の父親は「真実が出てくるか心配だったが、ちゃんとしたものが出てきて安心した」と語った。

市教委によると、生徒の死亡後、遺族の関係者から「いじめがあった」と情報提供があり、学校が調査。生徒が塾帰りに同級生に自転車を蹴られていたことを確認したため、遺族の要望で市教委が7月に三者委を設置し、アンケートや生徒らへの聞き取り調査をしていた。〔共同〕

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