台湾産ニンジンを国産と偽装容疑 野菜卸など書類送検
台湾産のニンジンを国産と偽って取引先に販売したとして、警視庁生活経済課は20日までに、野菜卸売会社「司商事」(東京)の外食納入事業部長(31)=東京都中野区=と法人としての同社を不正競争防止法違反容疑で書類送検した。
同課によると、同部長は今年4~5月、国産の半分程度の価格で仕入れた台湾産のニンジン約1220キロの原産地表示を北海道産などと改ざん。都内のレストランなどに販売した。韓国産キャベツについても国産と偽って販売したとみられる。
送検容疑は4月12~18日、港区内の食品業者に北海道産と偽装した台湾産ニンジン5本(約1570グラム)を463円で販売した疑い。
司商事は野菜卸売業のほか、都内でスーパーマーケット「つかさ」をチェーン展開している。