「かんだやぶそば」火災、けが人なし 1880年創業

2013/2/20付
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19日午後7時20分ごろ、東京都千代田区神田淡路町2の老舗そば店「かんだやぶそば」から出火、木造2階建て店舗を半焼し、隣接するビルの外壁が焦げるなど計4棟の約190平方メートルが燃えた。当時営業中で、店内に客と従業員計約45人がいたが全員避難し、けが人はなかった。警視庁神田署が出火原因を調べている。

神田の老舗そば店「かんだやぶそば」から出火、店舗など焼損した(19日午後、東京都千代田区)

神田の老舗そば店「かんだやぶそば」から出火、店舗など焼損した(19日午後、東京都千代田区)

神田署などによると、店内の照明が消え、店の奥にある従業員食堂のダクトから煙が出ているのを従業員が発見。ダクトを点検していたところ、火が出たという。

同店の関係者の女性(68)は「従業員食堂の方から煙が出た。代々受け継いできたつゆなども燃えてなくなってしまったと思う」と震える声で話した。

かんだやぶそばは1880年創業。東京都内に複数ある「藪(やぶ)そば」の原点とされる。板塀に囲まれた敷地には前庭や中庭があり、木造2階建ての料亭風の建物は1923年に再築。都の歴史的建造物に指定されている。

現場はJR秋葉原駅から西に約300メートル離れた飲食店やオフィスが並ぶ一角。現場周辺は火災による白煙が立ちこめ、店関係者や帰宅途中の通行人らが心配そうな様子で消火活動を見守った。

何度もやぶそばに来店したことがあるという川崎市の無職の60代女性は「そば好きの友人からの電話で火災を知り、現場近くまで来た。伝統ある風情や味が消えてしまわないかとても心配」と話していた。

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