2019年8月21日(水)

歩行者優先、車来るまで「青」 日本初、さいたまの交差点

2013/6/20 11:41
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さいたま市浦和区の通学路に、車が近づくまで歩行者用信号が青表示を続けるスクランブル交差点がある。「子どもに優しく、渋滞も起きない」と地元の評判は上々だ。

同区北浦和5の住宅街にある「常盤中学校南側交差点」。片側1車線の細い市道だが、近くに保育所や学校があり、朝夕の通学と下校時間帯には1時間に400~600人が横断。車は、同じ時間帯に100~200台が通過する。

3年前まで、通常の交差点と同様に縦横に横断歩道があり、信号は車や歩行者の有無にかかわらず順次、赤と青を繰り返していた。埼玉県警によると、朝夕の歩行者の待ち時間は平均96秒で、信号無視もあったという。

県警は2010年春、「歩行者最優先」をコンセプトに、約1年かけて高度画像センサーを組み込んだ日本初の信号制御システムを開発した。

交差点はスクランブル化され、車が来ない時、歩行者用は常に青信号で、車用は東西、南北方向とも赤信号。例えば東側から車が近づくと、カメラ型センサーが感知し、歩行者用は全て赤になり東西の車用が青になる。車の流れが途切れない時は一定時間がたつと車用が赤に戻る仕組みだ。

11年3月に運用を始めると、歩行者の待ち時間は平均50秒に短縮された。

ただ、この制御システムを導入したスクランブル交差点は全国でここだけ。車の通行が一定量以内で、かつ歩行者が多くなければ効果が出にくいといった課題がある。システムを開発した交通規制課の山崎晃由課長補佐は「今後も改良し、歩行者優先の道路交通環境づくりに努めたい」と話している。〔共同〕

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