不動産会社、4億円脱税の疑い 東京地検が社長逮捕
不動産会社「ナイス・コーポレーション」(東京都町田市)と関連不動産会社が、所得約13億6千万円を隠し、法人税約4億円を免れたとして、東京地検特捜部は19日、法人税法違反(脱税)の疑いで、同社社長、船木和夫容疑者(58)を逮捕した。
逮捕容疑は、ナイス・コーポが2007年4月期からの3年間で約10億8千万円を、関連会社が06年と08年9月期の2年間で、約2億8千万円の法人所得を隠蔽。法人税合計約4億円を脱税した疑い。
船木社長が、2社の口座に入金された売上金などの大半を払い戻し、船木社長個人の資金と分けることなく現金で管理。現金にしている間の収支の帳簿を付けておらず、申告もしていなかったという。隠した所得の一部は、会社の運転資金にも充てられていたという。