/

糖質制限は「勧められない」 日本糖尿病学会が提言

ご飯やパンなどの炭水化物を控えて糖質を制限する糖尿病の食事療法について、日本糖尿病学会は19日までに、「安全性などを担保するエビデンス(科学的な根拠)が不足しており、現時点では勧められない」とする提言をまとめた。

生活習慣が主な原因となる2型糖尿病では肥満の改善が重要。そのためには「総エネルギー摂取量の制限を最優先とする」としたが、欧米での研究で注目された炭水化物の摂取制限の有効性については賛否が分かれ、今後の調査が必要とした。

炭水化物の制限で短期的には体重が減っても、その後、血中の悪玉コレステロールが増加したなどとする報告がある。また腎機能障害や、代わりに摂取するたんぱく質や脂質の増加による影響が検証されていないという。

同学会は「欧米の研究で対象となる肥満度(BMI)は30~35以上が多く、肥満度の異なる日本人の糖尿病に合った炭水化物の摂取量については、十分な科学的根拠がそろっていない」とした。

BMIは体格指数とも呼ばれ、体重(キログラム)を身長(メートル)で2回割った数値で、日本では25以上を肥満としている。〔共同〕

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません