少年に禁固4~5年判決 横浜の衝突巻き添え3人死亡

2010/10/19付
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横浜市都筑区で昨年6月、乗用車同士の衝突に歩行者の看護師3人が巻き添えとなって死亡した事故で、自動車運転過失致死傷罪に問われた少年(19)の判決公判が19日、横浜地裁であった。小池勝雅裁判長は「過失は悪質で刑事責任は重い」として禁固4年以上5年以下(求刑禁固5年以上7年以下)の不定期刑を言い渡した。

小池裁判長は判決理由で「運転は危険性の高いもので、瞬間的な判断ミスとは一線を画す事故」と指摘。説諭で、少年が利き足の右足を骨折し左足で運転していたことに触れ、「左足での運転を危険に感じなかったというのは普通の人の感覚とは違う。言葉に表れる運転へのごう慢さが被害者を傷つけている」と述べた。

判決によると、少年は昨年6月1日夜、横浜市都筑区の交差点で、赤色信号にもかかわらず交差点内に進入し、対向車線から右折してきた車と衝突。弾みで歩道で信号待ちをしていた3人をはねて死亡させたほか、右折車を運転していた会社員も負傷した。

事故で亡くなった昭和大学横浜市北部病院の看護師で、東京都品川区の岩山典子さん(当時49)、都筑区の加藤智子さん(当時43)、同区の生駒ひろみさん(当時31)の遺族らは、より量刑の重い危険運転致死傷罪での裁判を求め、約9万6千人分の署名を集めた。

判決後、加藤さんの義兄、可児直行さん(49)は「ものすごく軽い判決。危険運転致死傷罪で起訴していても立証できた裁判だと思うし、違った判決が出たと思う」と話した。

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