山口昌男文庫が再開 札幌大、スペースを拡大

2012/5/19付
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世界的な文化人類学者で、読書家としても知られる元札幌大学長の山口昌男さんの蔵書など約4万点を収めた「山口文庫」が、札幌市豊平区の札幌大でスペースを拡大して公開を再開した。

リニューアルに関わった元札幌大教授の石塚純一さん(出版文化史)によると、山口さんが1997年に札幌大に赴任した際、活動拠点だった福島県昭和村から学内の地下室に資料を移したのが文庫開設のきっかけ。

70年代から80年代にかけて執筆で参考にした文献のほか、CDや漫画、実用書などあらゆるジャンルの資料がある。図書館の一般的な分類方法ではなく、山口さんが興味を持ったテーマごとにさまざまな本が並び「連想ゲームのような」(石塚さん)感じだ。

管理する人員が不足し、2010年から公開をやめていた。大学の図書館長だった石塚さんらが復活を計画。サロンのように開放していたという学長室の雰囲気を再現し、代表作の一つ「道化の民俗学」の関連資料も整理し、新たに展示した。

毎週木曜日の午前10時から午後3時まで公開し、学外からの訪問も受け付ける。アフリカや東南アジアで収集したコレクションを展示する「知の巨人 山口昌男展」も今月末まで大学内で開かれている。問い合わせは札幌大図書館、電話011(852)9176。〔共同〕

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