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メンデルの法則、発生に新たな仕組み

奈良先端大が解明

性格や体形など両親の一方の形質だけが子供に表れる「メンデルの優性の法則」が起こる新たな仕組みを、奈良先端科学技術大学院大学の高山誠司教授らが突き止めた。子供に表れる形質の遺伝子のそばでRNA(リボ核酸)が作られ、これがもう一方の遺伝子を働かせないように抑え込んでいた。品種改良に役立つ成果で、英科学誌ネイチャーに19日掲載された。

多くの動植物は父親と母親からそれぞれ遺伝子を受け継ぐが、子供には一方の親の遺伝子に基づく形質だけが表れる場合が多い。19世紀の植物学者メンデルは子供に表れる形質(優性遺伝)と表れない形質(劣性遺伝)があることなどを見つけ、メンデルの優性の法則と呼ばれている。

高山教授と樽谷芳明研究員らは、この法則がどのように起こるか研究した。日本在来のアブラナが自らの花粉を識別する様々な遺伝子を持つことに着目。優性遺伝と劣性遺伝の組み合わせになるケースを詳しく調べた結果、子供に表れる優性の遺伝子の周辺にできたRNAが劣性の遺伝子を働かせなくする「メチル化」を起こすことを明らかにした。動物も同様の仕組みを持つ可能性があるという。

優性の法則は、劣性の遺伝子が本来の機能を失って起こることが知られていた。だが、ほかに仕組みがあるかは分かっていなかった。

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