2019年1月16日(水)

ミツバチ大量死、イネ農薬が原因か 農研機構など発表

2014/7/19付
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農業・食品産業技術総合研究機構と農業環境技術研究所は19日までに、水田周辺に設置した巣箱でミツバチが大量に死ぬ原因はイネに散布する農薬の可能性が高いと発表した。この農薬はイネにつくカメムシなどの防除に使っている。ミツバチが水田に来ないようにすれば被害を防げるとみており、関連技術の開発を進める。

ミツバチは蜂蜜の採取だけでなく、イチゴやメロンなどのハウス栽培で花粉を授粉させるのに使う。国内では2009年に大量死によるミツバチ不足が問題になった。

研究グループは12年夏、巣箱が設置された北日本の水田周辺8カ所で調べた。巣箱の前で山のように積み重なった死骸が5カ所の巣箱で計24回見つかった。いずれもイネの開花時期よりも後だったことから、カメムシを防除するためにまく殺虫剤が疑われた。

死んだミツバチを調べると、ネオニコチノイド系など2種類以上の殺虫剤成分が検出された。ミツバチが集めてきた団子状の花粉からも殺虫剤成分が見つかった。死んだミツバチは病気ではなく、スズメバチによる被害もなかった。このため、花粉を集めるために水田を訪れたミツバチが農薬を浴びた可能性が高いと結論づけた。

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