石垣の漁業者「漁に出るのが怖い」

2012/9/19付
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沖縄県・尖閣諸島周辺海域は18日、中国の監視船12隻が接続水域に入り、一時は一部が領海内に侵入するなど緊迫した。同県石垣市の漁業関係者からは「怖くて周辺で漁業ができない」などと不安といら立ちの声が上がる。反日デモが続く中国から帰国した日本人ビジネスマンや旅行者は、「中国が好きだったのに」と表情を曇らせた。

尖閣諸島に近い石垣市の漁業、砂川幸徳さん(47)は、中国から大量の漁船が向かっているとの報道に触れ「島を取られてしまう」と心配する。「近く尖閣周辺で操業しようと考えていたが、これでは危ない」

元漁師の男性(79)は、中国で広がりを見せる反日デモで日系スーパーなどが標的になっていることを挙げ、「中国では人の敷地に勝手に入り、暴力をふるっても許されるのか。尖閣周辺で同じことが起きた場合は厳しく対処を」と求めた。

漁師、徳嶺好洋さん(61)は「海上保安庁の巡視船では限界がある。自衛隊の艦船を出動させ、日本の本気度を見せるべきだ」と険しい表情で話した。

沖縄県の上原良幸副知事は18日、第11管区海上保安本部(那覇)の真嶋洋本部長に対し、緊迫する尖閣諸島周辺での漁業者の安全確保を要請した。

上原副知事は「県民の安全、安心を確保するのが最も重要」と話し、事態の沈静化に向けた政府の取り組みに期待を示した。〔共同〕

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