就活生、7割が不満 企業の不採用通知などで

2013/10/18付
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 就職活動中の大学生らの7割が、企業の対応など就活に不満を募らせていることが18日、NPO法人「ライフリンク」(東京)の調査で分かった。不採用を知らせる企業のメール内容に落胆したり、大学格差とみられる対応に傷ついたり、様々なプレッシャーを感じている。同法人は「企業は選考の際の理由など学生が納得いくようにしてほしい」と求めている。

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 調査は3月と7月、就職活動中の大学生と大学院生らを対象に実施。聞き取りなどで計243人から回答を得た。

 就活で不満が多いのが企業の不採用通知。文面に「今後のご健闘を心よりお祈りします」と判で押したように記され、学生の間で「お祈りメール」と呼ばれる。「選考結果に関する問い合わせには一切お答えできません」と付記されている例も多く、「理由も知らされずに不採用を通告され、ショックを受けたという学生は多い」(ライフリンク)。

 4人に3人は不採用通知が来なかった経験があると答えた。学生から「サイレントお祈り」と呼ばれるこのケースでは、企業からの連絡を逃さないようにいつでも準備しておく必要がある。浴室に防水の袋に入れた携帯電話を持ち込んだり、特急電車に乗らないようにしたり、涙ぐましい努力を続けていた。

 企業が出身大学によって対応に差をつける「学歴フィルター」への不信感も強い。同時期に説明会への参加をネットで申し込んだのに、大学によって「満席」「参加可」と差が付く例があるという。学生からの回答には「形式的に平等を装っているにすぎない」などの怒りの声があった。

 ライフリンクの清水康之代表は「就活は学生を社会に受け入れる大人の問題でもある。学生が力を出し切り、納得のいく就活を送れるようにする必要がある」と指摘。調査結果を踏まえた提言として(1)企業の選考過程を明確にする(2)働くことについて考える機会を小中高校で設ける(3)就活生が相談しやすい環境をつくる――を挙げた。

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