新幹線トラブル、大量のダイヤ変更が原因 JR東
東北、上越など5つの新幹線が計139本運休・遅延したJR東日本の運行システムトラブルで、JR東は18日、システムの容量を超える数のダイヤ変更を入力したために、表示が不安定になったのが原因だったと発表した。宮下直人常務は「多くの大変な迷惑をかけ、深くおわびする」と陳謝した。

システムトラブルの直前、JR東管内の2つの駅で降雪のためポイントが切り替わらない別の問題が起きており、一時的に大量のダイヤ変更処理が必要になったという。
トラブルは17日午前8時23分ごろ、同社の新幹線管理全体を担うシステム「COSMOS(コスモス)」で発生。東京の運行本部にあるパソコン22台すべてで、各駅の到着時刻や引き込む路線を示すデータがついたり消えたりする異常が起きた。
同社は各駅にデータが届いていない恐れがあると判断して、運行を中止。その後パソコン表示が安定し、データも届いていると分かったため、試運転を経て、約1時間15分後に全面再開した。