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埼玉県、秩父市の自衛隊派遣要請を断る

大雪で住民が孤立した埼玉県秩父市が15日以降、県に自衛隊の災害派遣要請を再三求めたにもかかわらず、県が「市街地除雪のための派遣は難しい」などと断っていたことが18日、市や県への取材で分かった。

実際に県が派遣要請したのは2日後の17日午後6時半。上田清司知事は「断ったのではなく、人命救助が必要な切迫した状況に至っていなかった。県と自衛隊で協議し、総合的に判断して、要請しなかった」と話した。

秩父市によると、久喜邦康市長は15日午後5時20分ごろ、県に電話で自衛隊の派遣要請を依頼。孤立集落があることを伝え、その後も市職員が「病院に行けず困っている人もいる」などと繰り返し求めたが、県は「除雪目的の派遣は難しいだろう」として受け入れなかったという。

市は17日に周辺4町と連名で要求。ほぼ同じころ、県は自衛隊に派遣要請した。自衛隊は18日から活動している。

秩父市の孤立集落で民宿を経営する山中美千恵さん(64)は「雪崩の影響でテレビが映らず、新聞も届かないので情報が伝わらない。やっと救援物資が来ると聞いているが、もっと早く対応してほしかった」と憤った。〔共同〕

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