運送会社社長を業過致死容疑で逮捕 広島の鉄板落下死
広島県東広島市で昨年12月、大型トレーラーに積まれた鉄板が荷崩れし、巻き込まれた乗用車の男性2人が死亡した事故で、広島県警は18日、運転手に落下防止のための指導を怠ったとして、運送会社の社長、博多雅和容疑者(38)=同県福山市千田町3=を業務上過失致死などの疑いで逮捕した。
逮捕容疑は、従業員の宮崎圭一被告(34)=自動車運転過失致死罪で公判中=に対し、荷崩れを防ぐための鉄柵を荷台に設置するなどの安全対策を講じるよう指導を行わず、昨年12月、東広島市の国道で運送中の鉄板30枚(計約24トン)のうち、25枚を落下させ、衝突した対向の乗用車の2人を死亡させた疑い。〔共同〕