2019年6月17日(月)

ハワイの地下で「マントル」最下部からマグマ 東大など解明

2010/7/19付
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ハワイの地下にあるマグマの上昇流は、高温高圧の岩石でできた固体層「マントル」の最下部から発生していることを東京大学などのチームが地震波の分析で突き止めた。こうしたマントルの流れは、地球の進化過程や地表の生命を有害な宇宙線から守る磁場の理解などに役立つ。

東大のロバート・ゲラー教授とパリ地球物理研究所の河合研志・日本学術振興会特別研究員らの成果。オランダの専門誌に19日発表する。

火山島のハワイでは、地下のマントルから発生したマグマが上昇していることが知られる。しかしマントルは地表を覆う地殻の下から深さ約2900キロメートルに及び、どの深さで上昇流が発生するのか分かっていなかった。

研究グループは、南太平洋の地下200キロメートル以上の深さで2005~07年に発生した26回の地震波が、ハワイ下のマントルを通過して北米に達したときの観測データを独自の解析手法で分析。地震波の伝わりやすさの違いから、マグマの上昇流はマントル最下部の、地球の芯にあたる液体金属「コア(核)」との境界付近で発生していることが分かった。

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