2019年1月16日(水)

JR北海道社長、遺体で発見 社員に残した文書公表

2011/9/18付
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北海道警は18日、行方不明になっていたJR北海道の中島尚俊社長(64)の遺体が北海道小樽市沖で発見されたと発表した。中島社長は12日朝、札幌市内の自宅に遺書とみられる書き置きを残して失踪。家族が道警札幌東署に捜索願を出していた。道警は指紋から本人と確認、自殺とみて詳しい死因を調べている。

18日午前、同社長の自家用車が見つかった北海道石狩市の海岸から西へ約30キロ離れた海上で、ボートの釣り人が遺体が浮いているのを発見した。遺体はベージュのシャツに紺のズボンを着用し、靴は履いていなかった。

JR北海道は18日夜、中島社長の書き置きは全部で10通程度あり、幹部向けが4通、社員全体に宛てたものが1通だったと公表した。ほかは家族や知人宛てだった。

同社では5月に北海道占冠村の石勝線トンネル内で特急列車の脱線火災事故が発生するなど、トラブルが続発。「社員の皆さんへ」と題した書き置きには「企業風土の改善などに取り組んでいる時に、真っ先に戦線を離脱することをお詫(わ)びいたします」などとつづられていた。

また、「『お客様の安全を最優先にする』ということを常に考える社員になってほしい」と社内の意識改革を強く求める内容も記されていた。

中島社長は北海道旭川市出身。1969年に東京大経済学部を卒業し、日本国有鉄道(当時)に入社。87年の民営化とともにJR北海道へ。2007年、同社社長に就任した。同社によると、会社としてお別れの会を開く予定。

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