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戦後の「日系人慰労」の米音源見つかる 山口淑子さん公演

「李香蘭」の名でも活躍した元女優の山口淑子さん(92)が戦後、米国で開いた演奏会で「蘇州夜曲」などを歌う音源が見つかった。山口さんが18日までに、1950年に初めて渡米した際の公演であることを確認。当時の米国公演の音源が残っていたことはこれまで知られておらず、戦後の日米文化交流を示す貴重な資料という。

演奏会は山口さんが出演した米国ツアーの一環。収録されたサクラメント市長の演説から、同市での公演だと分かる。

収録時間は約50分。「さくらさくら」や李香蘭時代のヒット曲「夜来香」など6曲を歌う。山口さんのあいさつが含まれ「キスシーンの勉強をして帰りたい」とジョークも飛ばしている。

司会は日本語で、山口さんによると、近隣の日系人が会場に集まった。音源からは戦時中に強制収容された多くの日系人が、日本の文化を楽しむ様子がうかがえる。山口さんは「中国で歌っていた戦争中と違って、自由に歌い、話しているのが印象的。日系人の方は戦争中に苦労されたと聞き、少しでもみなさんの心の慰めになればと思いながら歌いました」と振り返り、「はっきりと澄んだ音で驚きました。とても懐かしく、感激しました」と話した。

音源は、針金録音機と呼ばれる当時流行した技術を使って録音されていた。美空ひばりさんや笠置シヅ子さんらの公演の録音とともに、米シカゴ大のマイケル・ボーダッシュ教授(50)=近代日本文学=が、カナダ在住のコレクターが持っていた古い針金録音機の中から発見した。〔共同〕

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