警部が捜査書類偽造 摘発数水増し、新潟県警が立件へ

2012/8/18付
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新潟県警三条署刑事課長の警部(50)が容疑者の供述をでっち上げて捜査関係書類を偽造し、事件の摘発数を水増しした疑いが強まり、県警が公電磁的記録不正作出の疑いで近く立件する方針を固めたことが18日までに、県警関係者への取材で分かった。

県警関係者によると、水増ししていたのは窃盗事件などの余罪のうち、検察庁に送致せずに「検挙」したとして犯罪統計に計上している「不送致余罪」。比較的軽微な事件のため、細かくチェックされなかった可能性が高い。県警は、摘発数を増やして「検挙率」を高め、評価を向上させるのが目的だったとみている。

今年春、被害届を提出した人からの問い合わせがきっかけで、別の三条署幹部が捜査書類に不審な点があることに気づいた。コンピューターに入力した刑事課員に事情を聴くと、「課長にやらされた」と告白。警部も、課員への指示を認めたという。

捜査関係者によると、警部は昨年2月に三条署刑事課長に就任して以降、被害届が出ている事件につじつまが合うように、容疑者の供述をでっち上げ、コンピューターに虚偽の内容を入力した疑いが持たれている。

警部は2005年10月に昇任して十日町署刑事課長に就任しており、県警は当時も不正がなかったか調べる。

県警は17日、警部を27日付で三条署付とする人事を発表。異動の理由については「健康上の問題」としていた。

新潟県警では、昨年から今年にかけ、警視による飲酒運転の同乗と警部による二日酔いの飲酒運転が相次いで発覚。いずれも略式命令が出て、懲戒処分を受けた。〔共同〕

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