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福島で入院患者ら21人死亡 原発20キロ圏内から搬送後

福島第1原子力発電所の事故で避難指示を受け、福島県大熊町の「双葉病院」から避難した入院患者ら高齢者の死亡が、同県いわき市など3カ所の避難所で計21人にのぼることが17日分かった。福島県が明らかにした。

県は当初、救助に駆け付けた自衛隊側から「病院関係者は1人も残っていなかった」との報告を受けた、としていた。その後の調査で、病院側は「自衛隊を迎えに行くため病院を離れた」と説明。県が詳しい経緯について確認を進めている。

県などによると、第1原発の半径20キロ圏内の双葉病院から寝たきりの患者らの避難を支援してほしいと要請があり、自衛隊が出動。14~15日にかけ、3回にわたり計146人を救助した。

患者らはその後、同県二本松市の施設で放射性物質付着の有無を調べるスクリーニングで異常がなかったため、いわき市の県立いわき光洋高校や伊達市、福島市の避難所の計3カ所に搬送された。このうち、同校で14人、伊達市で2人、福島市で5人の計21人が17日までに死亡した。

残る125人の大半は、福島県立医科大などに運ばれたという。

いわき光洋高校によると14日夜、県から患者受け入れを頼まれたが、医療スタッフがいないため固辞。その後、再び要請があり、医療スタッフの派遣を条件に受け入れた。15日に県派遣の医師や看護師ら計4人が避難所に到着したという。

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