2019年3月20日(水)

「ねむの木学園」元職員ら逮捕 宮城さんの口座から詐取容疑

2011/2/17付
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肢体不自由児の療護施設「ねむの木学園」(静岡県掛川市)を運営する社会福祉法人の理事で、女優の宮城まり子さん(83)の銀行口座から約1500万円を不正に引き出したとして、警視庁捜査2課は17日、同法人元職員、近藤由美子容疑者(56)=同市上垂木=と芸能事務所役員、広沢憲行容疑者(57)=東京都港区六本木=を詐欺容疑で逮捕した。

同課によると、近藤容疑者は容疑を認め、広沢容疑者は否認している。

近藤容疑者は同学園の経理担当で、学園のほか宮城さん個人の複数の口座も管理。2008年2月~10年6月、知人の広沢容疑者に指示されて十数口座から総額約5億円を不正に引き出した疑いがあり、同課が裏付けを進めている。

逮捕容疑は09年8月、宮城さんが出金を承諾した趣旨の書類を偽造して東京都世田谷区内の銀行に提出し、宮城さん名義の口座から約1500万円を広沢容疑者の口座に振り込ませ、だまし取った疑い。

近藤容疑者が引き出した資金は広沢容疑者が全額受け取り、自らプロデュースした歌手のコンサート費用などに使ったという。昨年6月に宮城さんが口座残高の減少に気付き、同年7月に警視庁に告発。近藤容疑者は懲戒解雇された。

ねむの木学園は1968年、日本初の肢体不自由児のための養護施設として宮城さんが静岡県浜岡町(現・御前崎市)に創立。その後小中高の養護学校を開校し、97年に現在の掛川市に移転した。「ねむの木村」と呼ばれる敷地内には子供たちの絵を展示する美術館や身体障害者療護施設などが並立している。

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