全国学力テストを延期 文科省、被災地の学校に配慮
文部科学省は17日、東日本巨大地震を受け、4月19日に予定していた全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の実施を延期する方針を決めた。同省の鈴木寛副大臣が同日の定例記者会見で「計画通りに実施するのは極めて困難」と述べた。被災地の学校の負担などを配慮した。
実施時期は被災地の復興状況を見ながら判断するが、早くても2学期以降になる見通しだ。全国学力テストは小学6年生と中学3年生が対象で、今年で5回目になる。全国の小中学校の約3割を抽出して成績を集計する。抽出対象から漏れた学校も希望すれば参加できる。